以前に立ち上げられたPRIDEと同じく、今回のRIZINでも同様の事象により6月19日にフジテレビで放送される予定だった天心と武尊のマッチ「THE MATCH 2022」の放送は見送られる結果となってしまいました。
先行きが危ぶまれる事象に対して、今回はどのような経緯となっていくのでしょうか?
榊原さんってどんな人?反社との関わりは事実なのか!?
RIZINを立ち上げた榊原信行氏は愛知県出身。
名前 | 榊原信之 |
生年月日 | 1963年11月18日 |
年齢 | 59歳 |
出身地 | 愛知県半田市 |
出身大学 | 愛知大学 |
イベント事業を行う東海テレビ事業株式会社に入社以来、DSE(ドリームステージエンターテーメント)を始めとする興行事業に携わってきた実業家であり、日本のプロモーターなのです。
1997年にPRIDE設立~2006年の消滅まで、その裏には黒い影の存在が取りざたされていましたが、果たして今回の行方はどうなっていくのでしょうか?
消滅から9年、遂に2015年10月に格闘技イベントRISINが立ち上げられました。
その名前の由来は「ライジング・サン」と「雷神」からRAIZINと名づけられています。
PRIDEでみたフジテレビの打ち切り劇!2度目となってしまうのか?
今回の騒動は5月20日号の週刊ポストが報じた榊原信行氏と同席されたとされる、「反社交際音声が流出」と記載された記事がことの発端となりました。
今はなきPRIDEですが、消滅の経緯として2つの要因と1つの原因によることが考えられます。
ご存じかも知れませんが当時を振り返って見てみましょう。
理由①:川又氏によるミルコとヒュードルの引き抜き
2006年6月に『週刊現代』(講談社)の追及シリーズ「格闘技とテレビ局と暴力団」からの記事がきっかけになり、フジテレビがPRIDEの放送を打ち切るかたちとなりました。
PRIDEが消滅してしまうまでの事の発端は「イノキボンバイエ」を主催していた川又氏がPRIDEからミルコとヒョードルを引き抜いたことに怒った榊原氏が反社の人を引き連れて川又氏に通告(恐喝)したことが始まりのようなのです。
「ヒョードルを出場させるな」の声を無視した為、2004年の元旦に川又氏は飲食店に呼び出され「2億円を用意しろ!」などと金銭を要求されとこともあり妻子と共に海外へ逃亡していたようなのです。
この経緯を神奈川県警へ届け出をした後、実行犯である暴力団幹部は逮捕されています。
理由②:フジテレビによる放送の打ち切り
今回、経緯こそ違うものの同様な件で様々な波紋を呼ぶことになっています。
2006年6月5日に黒い影の存在が浮上したためにフジテレビがPRIDEの放送を打ち切りを発表してからはスポンサーも撤退していきました。
そのため資金不足で運営が厳しくなったPRIDEはズッファ(UFC)によって買収されています。
しかしここでも反社が運営を妨害した為、PRIDEの運営自体が難しくなり、事実上の消滅となった経緯があるようです。
今回、フジテレビの公式HPによると「THE MATCH2022は主催者側との契約に至らず、放送しないことが決まりました」と発表されPRIDEと似たような空気が漂ってきています。
東京ドームで開催される?天心と武尊とのマッチ!試合の行方は?
今回の試合は地上波での放送こそ観られなくなったものの試合自体は開催されるので関係者やファンの人たちは一安心した、といったところなのでしょうか?
なおこの試合の様子はAbemaTVで放送されることが決定されています。
しかしながら有料の放送でしか試合が観られないことに今回の出場者である那須川天心は自身のTwitterで憤りやヤルせなさをあらわにしています。
対戦相手である武尊からもこのような発言がされています。
「この試合を決める中で僕と天心選手が唯一同じ気持ちで拘ったのが地上波だった。この試合を一人でも多くの人に見てもらって一人でも多くの人に夢や希望を与えたい。無料で誰もが気軽に見れるテレビにはそれだけの力がある」
しかし二人の想いも虚しく、覆さえれることなく放送の中止は決行されてしまう雰囲気ですね。
まとめ
リング周辺の順にVVIP300万円、200万円、100万円と庶民には手の出せない金額となっています。
リングから一番離れた場所であるA席でも1万5000円なのです。
座席の金額からも強気な感じが伺えますね。
近年のメディアは反社との関係には敏感になっている傾向があって、そのことによるスポンサーの撤退による資金不足が再浮上する可能性が見えてきます。
PRIDEでみた消滅劇の経緯と似た今回の騒動は選手やファンにとってはとても気になるところですね。