南アフリカ新たなコロナ変異株の特徴は?免疫回避するって本当?現在確認されている国は?

新たに南アフリカで発見された、新型コロナウイルスの変異株ですが、

今までβ株や、δ株など様々な変異株が発見されていたにもかかわらず今回は何故ここまで大きな騒ぎになっているのでしょうか。

今回は新たに南アフリカで発見された新型の変異株『B.1.1.529』について調査しまとめました。

果たして今回の変異株はどのような危険性を持っておりどんな国で感染が確認されているのでしょうか。

もくじ

南アフリカで新たなコロナウイルス変異株確認

南アフリカの国立伝染病研究所などは11月25 日、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認されたと発表しました。

このコロナウイルス変異株は「B.1.1.529」と呼ばれており、これまでの変異株と比べて遺伝子に多くの変異が生じているのが特徴だということです。

南アフリカのハウテン州における新規感染者は90%以上がこの変異株による感染である可能性もあると言われています。

極めて高い感染力を誇り、今までの変異株以上に重大な問題として取り上げられています。

図の青の曲線は、以前南アフリカで検出されたコロナウイルスの変異株であるデルタ株の感染拡大スピードを表しています。

それに対し、赤い曲線である今回発見された変異株B.1.1.529は感染スピードが圧倒的に早く非常に強力なウイルスであると考えられます。

新たなコロナウイルス変異株は免疫回避の特徴あり?

今回発見された、新型コロナウイルスの変異株は、免疫反応を回避するという特徴を持っています。

つまり、予防接種やすでにコロナウイルスを罹患して完治した人でも感染する可能性が大いにあるということです。

ファイザーやモデルナのmRNAワクチンによる免疫は生きたウイルスを身体に入れている訳ではなく、今まで確認されていたコロナウイルスの遺伝情報を細胞が感知できるようにしたものです。

しかし今回の南アフリカ変異株B.1.1.529はそれらの遺伝情報とは異なる情報を持っているために身体にウイルスが侵入しても免疫反応が起こらないというのです。

この特徴により感染拡大がさらに広まりやすく、ワクチンを摂取した人からも感染者が出るという事態になっています。

新たなコロナウイルス変異株が確認されている国は?

変異株B.1.1.529が確認されている国は現在のところ以下の通りになっています。

  • 南アフリカ
  • ナミビア
  • ジンバブエ
  • ボツワナ
  • レソト
  • エスティワニ
  • ベルギー
  • 香港

これらの南アフリカ周辺国の感染を受け、南アフリカの通貨であるランド(ZAR)は価値が急落しています。

新たなコロナウイルス変異株に対するSNSの反応

南アでまた変異株。イギリスは南ア周辺国からの航空機入国禁止。
日本はなぜそういう決断ができないんだろうか。
コロナが最初見つかった時点でも中国からの入国止めなかったし。
人命と経済、どっちが大事なんだ。

素朴な疑問
なぜアフリカはcovit-19の変異株が多いのだろうか

最悪のタイミングで最悪の変異株が出てきたな。

新たなコロナウイルス変異株のまとめ

せっかく下火になりつつあったコロナウイルスの問題ですが世界各国で見ると、まだまだ落ち着いている様子はありません。

そんな中、今回の新たな南アフリカコロナウイルス変異株が発見され、今後日本でも発生し問題になってくる可能性は十分に考えられます。

今一度気を引き締めて、手洗いやうがいアルコール消毒などの感染症対策に努めましょう。

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