ロシアに侵攻されているウクライナに対して千羽鶴を贈る活動が注目されています。
平和を願い鶴を折ろうとする活動のようですが、世間からは反対する意見も多くあがっているようです。
また、「送らない方が良い」ではなく「送ってはいけない、迷惑になる」と強く否定する意見もみられました。
今回はそんなウクライナと千羽鶴の活動を調査し、なぜウクライナに千羽鶴を送ってはいけないのかを紹介・解説していきます。
くまどうして迷惑になってしまうのでしょうか
ウクライナに千羽鶴を贈る取り組みが話題に


ウクライナの平和を願い、千羽鶴を折って贈ろうという活動が話題となりました。
ウクライナ大使館に折り鶴を送る予定だったのは、岐阜県在住の保井円さんです。
3月1日に自身のFacebookで反戦の思いと共に千羽鶴を贈りたいと発信し、賛同した10名が青と黄色の折り紙でウクライナカラーの千羽鶴を作成し始めました。
活動の様子は岐阜新聞によって報じられ、1000羽折れたタイミングでウクライナ大使館に送られる予定だったことも伝えられました。



現時点ではまだ贈られていなかったんですね
ウクライナ千羽鶴に対する反対意見?
この活動を見た視聴者からは様々な反応がありましたが、保井さんのFacebookに寄せられたコメントは「千羽鶴を送るのは迷惑ではないか?」という反応が大多数だったようです。
さらに、この活動に反応したのはインターネット掲示板、元2ちゃんねる創設者の西村博之(ひろゆき)さんでウクライナに千羽鶴を贈るのは無駄だとする持論をTwitterにて投稿しました。
「折り鶴を受け取る側が喜ぶ状況なのか?」と考えるよりも「良い事をしてる私の気持ちな大事!」という、相手の状況よりも自己満足を優先する人が折り鶴肯定派に多いんですよね。
処理に困るものを送るのは相手が欲しいのか確認してからにしましょうね、、と。
Originally tweeted by ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) on April 16, 2022.
この投稿に続けて反応したのはメンタリストDaiGoさんで、自身のTwitterで「狂気」、「愚者」と強い言葉を使って糾弾しました。
ひろゆきさんの言う通り、ウクライナに折り鶴送るは狂気。
実際は誰と助けないのに、いいひとぶりたい人のエゴでしかない。結局、口だけで誰も助けず、いい人振りたいだけの愚者の行動。
そんな暇あるなら、バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと。
Originally tweeted by メンタリストDaiGo (@Mentalist_DaiGo) on April 16, 2022.
ネット上ではこれらの反応に対して「確かにそうだ」とする声や「何かやってあげたい気持ちからくるものなので一概に否定するのもどうか」とする反対意見もみられました。



賛否両論があるようですね
また、「言ってることは正しいが、ひろゆきやDaiGoが出てくると途端に印象が悪くなる」といった意見もみられました。
千羽鶴をウクライナに贈っては行けない理由3選



ただ、やはり千羽鶴をウクライナに贈るという行為には”デメリット”の方が多いのも現実のようです…
ここではウクライナに千羽鶴を贈ってはいけない理由を3つ紹介します。
千羽鶴がダメな理由:①使い道がない
これは東日本大震災や阪神・淡路大震災の時にも問題になりましたが、千羽鶴を貰ったところで現地の復興には使えません。
「いまだから言える『要らなかった支援物資』-東日本大震災【第二の災害】」によると災害時に不要なものが6つピックアップされており、
- 千羽鶴・応援メッセージや寄せ書き
- 成分表が読めない海外食品(アレルギー成分がわからないため)
- 冷凍食品(冷蔵庫が使えないため)
- 保存食以外の食料(缶詰・瓶詰・カップ麺も賞味期限が切れたものは不安)
- 古すぎる古着・洗濯していない毛布、布団・下着など)
- 自分で食料などを確保できないボランティア
が挙げられているということです。
これらはどれも「ありがた迷惑」なものとして挙げられていますが、その最たる物が『千羽鶴・応援メッセージの寄せ書き』であるとされています。
ウクライナで明日を生きられるかわからない人たちにとって、賞味期限切れの食料や使い古しの衣類を送るのはまだ理解できますが、全くもって使い道のない千羽鶴は贈られても迷惑なだけなのかもしれません。
千羽鶴がダメな理由:②廃棄コストがかかる
2つ目の問題としては「廃棄コスト」がかかるという点です。
ほんの気持ちとして贈ったとしても千羽鶴を輸送する費用、保管する場所や維持費、処分するためにかかる費用が莫大なため、さらに現地の負担を増やすことに繋がります。


基本的に送ってしまえばあとは送られた側がどう使うかなので、その処分などはウクライナが行うことになります。
阪神・淡路大震災の際に贈られた寄せ書きや千羽鶴を処分する費用は2500万円、東日本大震災の時には1億円にも登ったとの事で、不要な物をわざわざ処分するために多額の費用を使うのはもったいないと言わざるを得ません。



せっかくの千羽鶴や寄付金が全て余計な出費になってしまうんですね…
千羽鶴がダメな理由:③ヨーロッパにおける『鶴』は〇の象徴
ウクライナは東ヨーロッパに位置する国で、大きな括りで言うと『欧州』ということになります。
ヨーロッパにおける『鶴』は”死を運ぶ鳥”、”不吉の象徴”と言われています。
つまり、欧州に死の象徴である鶴を送ることはたとえ善意であっても行うべきではありません。
こういった意見には「送る側はそんなことは考えていない」、「日本の文化として気持ちで作っている」、「送る側が可哀想だ」といった反応がよくみられますが、
残念ながら「送られる側の気持ちは考えているのか」、「送られたウクライナの文化は日本と異なる」、「気持ちで命は助けられない」というのが真理です。



何にせよ欧州であるウクライナに鶴を送ることは、あまり褒められたことではないようです…
ウクライナ千羽鶴に対するSNSの反応
まあ自己満足よな、日本国内でも要らない
千羽鶴を折るために買った折り紙の金で寄付しろよっていう
ひろゆきやダイゴが言ったから反対するみたいなアホはちょっと考えた方がいい
ダイゴの好き嫌いに関係なく言ってる事は正しい
ただめっちゃ鼻につく
不特定多数が入念にベタベタ触った異国の紙の集合体ってこのご時世なかなかの兵器やろ
送った人の気持ち考えろ言うならまず送る人が送られる人の気持ちを考えろよ
ウクライナに千羽鶴を送るのはやめろと思うけど、
ウクライナに千羽鶴を送るタイプの人に何もするなと言ってもコツコツと身近なロシア人差別とかロシア人が出てくる創作叩きとかロシア語の看板にクレームとかをやっていくかもしれないから
千羽鶴を折っていてもらったほうが遥かにマシな可能性もある。
SNSでも「自己満足が強くなっている感が否めない」といった意見や「指摘の仕方には問題があるがDaiGoやひろゆきが言っていることは正しい」といった意見がみられました。
たしかに自分が千羽鶴を送られた立場になった時嬉しいかどうかというと、気持ちよく「はい」と答えられる人は少ないのではないでしょうか。



気持ちを大切にしたいという意見も否定したいわけではありませんが、やはり寄付などがベターなようですね…
ウクライナ千羽鶴のまとめ
今回はウクライナに千羽鶴を贈ってはいけない理由を3つ紹介しました。
戦争を反対する気持ちやその働きかけは非常に大切なもので、素晴らしい取り組みであることに変わりはありません。
ただ、今日、明日をギリギリで生きるウクライナの人々にとって何が有益なのかをしっかりと考えることも同じように大切です。
日本には日本の文化があるように、ウクライナにはウクライナの文化があるというのも忘れてはいけないポイントなのでしょう。



ウクライナのために本当にためになることを考えて行動する必要があるんですね








