太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」は過去にも起きていましたが、今回は100年に一度という規模により注目を集めています。
そんな太陽フレアは私たちの生活にはどのような影響を与えるのか過去の事例を交えてご紹介していきます。
表面大爆発!太陽フレアによる地球への影響ってあるの?
この表面爆発によりX 線などの電磁波や大量の電気を帯びた素粒子が地球に降り注ぐということです。
4月28日に総務省が太陽フレアについて最悪の場合の想定として携帯電話やテレビなどが2週間程度の停止もしくは断続的に通信障害を起こす可能性があることを取りまとめました。
私たちの日常でこの通信障害により具体的に懸念される事はスマホやテレビが見られなくなる、カーナビの誤作動や航空機が飛ばなくなったり、大規模な停電も起こり得るとのことです。
通信や電気に頼り切っているデジタル寄りの私たちはこのような事態が起きそうなとき、最低限の対策を考えておきたいものですね。
身体に及ぼす影響ってどんなこと?
人は普段、微弱な電流を帯びているといわれていますが電気治療など敢えて身体に電流を流して体調の改善を促しているくらいなのでどのくらいの規模なのか、ということが問題になってきます。
しかし日常で当たり前になりつつあるスマホやパソコン、5Gの電波、IH調理器の電磁波による身体の悪影響は以前から問題視されているので気になるところではありますね。
私たちは今までに太陽フレアによる電磁波を浴びてきてきた可能性は高いものの、それといって気づかずに過ごしてきたのではないでしょうか。
たとえ電磁波が降り注いたとしても、地球のオゾン層や地磁気が守ってくれていて人間の身体自体には直接的な影響はないという一説もあるようです。
但し宇宙で活躍する宇宙飛行士や地球の成層圏付近を通過する際、飛行機内など影響を受けないとは限らない立場にあるといえるのではないでしょうか。
過去から現在に至るまで影響があったとされる事例
影響があったとされる事例①
直近での影響は今年の2月に米宇宙関連企業であるテスラ社の「スペースX」の人工衛星49基のうち40基が大気圏に突入し消失するなどの影響もあったようです。
影響があったとされる事例②
2017年には磁気嵐による影響でフランスの民間航空機の無線が90分も途切れたとの報告もあります。
影響があったとされる事例③
オーロラは美しく誰でも一度は目にしておきたい、と言われますが実はオーロラ発生の要因は太陽フレアによるプラズマ粒子が大気圏の中にある酸素原子や窒素分子といった物質と衝突してエネルギーを生み出した際に観られる現象なのです。
1989年にはカナダのケベック州で10時間にも及ぶ停電が発生し約600万人もの人が影響を受け、被害総額は650万ドル(日本円で約8億4千5百万円)にも及んでいます。
まとめ
ところで一番肝心な100年に一度の大爆発はいつになるのか?ということが課題なのですが、有識者による見解では太陽の活性は11年周期で次回のピークは2025年頃だと公表されています。
3年前にあたる現在に発表されたのはこの曖昧さも含むものになります。
近年ではデジタル化した社会になりつつあるも、いつの日かアナログが必要となる日が来るのかも知れないですね。