2021年12月8日、実業家の前澤友作さんが日本の民間人で初めて国際宇宙ステーションに滞在したことで話題となりました。
それに伴いJAXA(宇宙航空研究開発機構)が宇宙飛行士の候補者募集を開始しています。
今回はそんな身近になりつつある宇宙飛行に臨むための宇宙飛行士選抜試験に関して、どのような応募資格が必要か、選抜内容はどのようなものかを調査し過去の内容とも比較しました。
あなたは宇宙飛行士に必要な要件を満たしているでしょうか?
JAXA日本人宇宙飛行士とは?
JAXAの宇宙飛行士は、国際宇宙ステーションに数ヶ月から半年という期間滞在して、無重力や高真空という宇宙ならではの環境を利用した研究を行う仕事です。
船外活動では宇宙服を着て国際宇宙ステーションのシステム修理や保全も行います。
およそ2年間、必要な知識や技能を習得するための訓練を受け、国際宇宙ステーションの搭乗宇宙飛行士として認定されなければ宇宙飛行士になることはできません。
JAXA日本人宇宙飛行士の応募が13年ぶりに開始!
選抜試験の応募要項は?
JAXAの日本人宇宙飛行士選抜試験への応募条件としては「3年以上の実務経験」と「医学的特性」の2つを満たしていれば応募可能となっています。
今までは「自然科学系の4年制大学を卒業していること」、「3年以上の自然科学系分野での実務経験」が必要でしたが今回の応募からは不要になっています。
身長は今まで158.0~190.0cmとなっていましたが、今回の改訂で149.5~190.5cmに変更されています。
ただし、矯正視力は今までも今回も同じく両眼とも1.0以上、また色覚・聴力が正常であることが必須条件となっています。
体重の制限が外されたことも応募しやすい1つの要因ですね!
選抜試験の選抜内容は?
宇宙飛行士候補者の選考「書類選抜」を最初に行い、
第0次選抜では「英語試験」を行います。一般的な英語が話せなければコミュニケーションがうまく取れないため必須の条件となっています。
第一次選抜では正常な身体状態であるか検査するための医学検査や課題の遂行能力を評価する「資質特性検査」、必要な認識能力を評価する「運用技量試験」などを行います。
第二次選抜以降は「面接試験」も実施され、実際に対面した面接での会話などからも適性を評価されるようです。
歴代の日本人宇宙飛行士は合計何人?
歴代の日本人宇宙飛行士は現役と引退した人を合わせると12人となっています。
- 秋山 豊寛
- 毛利衛
- 向井千秋
- 若田光一
- 土井隆雄
- 野口聡一
- 星出彰彦
- 山崎直子
- 古川聡
- 油井亀美也
- 大西卓哉
- 金井宣茂
日本人で最初に宇宙に行った人物は、1990年12月2日に旧ソ連のミール宇宙ステーションに滞在したTBS記者の秋山豊寛さんです。
公的には宇宙へ行った飛行士として1992年9月にアメリカ「エンデバー」というスペースシャトルで宇宙に飛んだ毛利衛さんが記録されています。
あなたが13人目になるかもしれませんね!
日本人宇宙飛行士の応募に対するネットの反応は?
エントリーシート提出時点で倍率すごそう
前澤さんの宇宙旅行に合わせて宇宙飛行士を募集するJAXA、かなりマーケティング感覚ある。しかも学歴不問で発信力のある人募集と。
昔から宇宙好きなんだけど、学歴不問で宇宙飛行士募集してるってニュース見てまじで応募しようかなって思ってる
募集条件の裾野が広がったことで、興味を示す人や、自分もチャレンジしてみたいといった前向きな意見が多く寄せられていました。
宇宙が身近に感じられるような感覚になるといった意見もあり期待が高まっています。
こういった宇宙開発のニュースはワクワクしますね!
JAXA日本人宇宙飛行士のまとめ
とても身近になり、これからの市場拡大にも期待がかかっている宇宙航空事業ですが、その一端を担えるチャンスが拡がったことは大きな前進と言えるのではないでしょうか。
是非とも日本の宇宙開発の未来を切り開き、人類や社会への貢献の先頭に立ってみてはいかがでしょうか。
楽しみが膨らみますね!