毎年開催されている『ミス・ユニバース』ですが、2021年の衣装では大きな波紋を呼んでいます。
SNSや一部の人達から疑問の声が上がってしまったその衣装について、批判されている理由を5つまとめて紹介していきます。
どのような衣装だったのでしょうか?
ミス・ユニバース2021の日本衣装が酷すぎる
2021年12月12日、ミス・ユニバース世界大会の決勝がイスラエルのエイラートで開かれました。
各国の代表が自分の国の文化を元にした衣装を身にまとい参加しましたが、 このとき日本代表の渡辺珠理さんが着た衣装に批判が集まっています。
様々な理由からSNSでは批判が殺到してしまい、「これが海外から見た日本のイメージだと思われているのだとしたら残念」、「日本人に対する侮辱と思われても仕方ない」といった意見が寄せられました。
一体どんな理由だったのでしょうか
ミス・ユニバース2021日本衣装の批判ポイント5選
批判ポイント:①浴衣を左前で着ている
日本の着物をイメージして衣装を作ったというイスラエル人デザイナーのアビアド・ヘルマンさんですが、着物の着方として根本的に間違えてしまっているポイントがあります。
それがこの左前の着方です。
正しい着物の着方は右前であり胸元の懐に右手が入るように着るという着方が正解です。
着物の着方が右前になった理由には所説ありますが、昔から右利きの人が多かったので右手を入れやすいようにこの着方になったという説が有力とされています。
和服での左前は死装束の際に使われる着方のため非常に縁起の悪い着方であると批判されています。
女性の方は洋服と逆なのでこれを機に覚えておきましょう!
批判ポイント:②国旗が2分割にされている
今回の衣装では振袖に日本国旗の日の丸が使われていますが、その日の丸を真っ二つに切ったデザインとなっています。
両側に付けるなら両方に日の丸を付けてくれればよかったという声もあり、左右に切らなくても良かったのかもしれません。
ここの部分はデザインの感性なのであまり批判しなくても良いかもしれませんが、一部の人達からは良く思われていないようです。
批判ポイント:③手に持った謎の「招き猫」
両手に招き猫を持ったまま登場しており、疑問の声が上がりました。
招き猫で日本らしさを現しているようにも見えますが、ヒンドゥー教の神様のようにも見えるので日本らしいかと言われれば違うような気もします。
批判ポイント:④胸元にマジックペンで書かれた「日本」
4つめの批判ポイントは胸元に大きく書かれた「日本」という文字です。
衣装で国を表現するべきところを文字で「モチーフは日本です」と言っているようなものなので、もう少し頑張って欲しかったという感想も見られました。
マジックペンで書かれているように見えるため非常にチープな見た目で落書きにしか見えないところも残念です。
既視感の招待は「たむけん」でしょうか…
批判ポイント:⑤菊花紋章があしらわれている
衣装のベルトに「菊花紋章」があしらわれていますが、この菊花紋章は日本のパスポートだけでなく「皇室のシンボル」としての意味も持っています。
一部の人達からは畏れ多くて本来なら避けるべきでもいいデザインなのではという声があり、批判の対象となっています。
海外のデザイナーによるデザインのため、日本のパスポートから着想を得ているならば仕方ない部分はありますが、他のデザインでも良かったのかもしれません。
ミス・ユニバース2021日本衣装SNSの批判
「原宿ファッション文化の祝福」がテーマらしい。
日本の文化と女性が軽視されてると同時に、日本自身が海外に発信してきたイメージ戦略が跳ね返ってきてるところもあるのでは。
日本を馬鹿にする意図があったのかどうかは知りませんが、テキトーに「これ日本っぽいやろ」などと考えて作った衣装を「伝統的」と勝手に世界に発信するのは馬鹿にしているも同然。
デザイナーがこの衣装を提示したときに、日本の関係者が誰も意義を唱えずNOと言えなかったことが残念。
誰も止めなかったの?
海外に今まで向けていたイメージ戦略が裏目に出たという意見やあまり調べずに日本ぽいものをまとめただけではという批判がありました。
ミス・ユニバースにおける日本の関係者が誰も止めなかったのかという悲しみの声もみられました。
ミス・ユニバース2021日本衣装の批判まとめ
今回のミス・ユニバースでは日本の衣装に批判の声が集まっていますが、海外の衣装を見ても奇抜なデザインのものは多数存在しています。
むしろこのような場においてはこのくらい奇抜なデザインと発想でなければミス・ユニバースは勝ち上がれないのかもしれません。
今後この炎上はどのような結末を迎えるのでしょうか。
注目したいところですね!