森永卓郎さんを襲った原発不明がんとは?いつから闘病していた?日頃から予防できる方法とは

経済アナリストとしてテレビやラジオでおなじみだった森永卓郎さんが、2025年1月28日に自宅で息を引き取りました。

享年67歳という、まだまだこれからという時期での訃報に多くの人が驚きを隠せません。

森永卓郎さんが患っていた原発不明がんとは何なのか、いつから闘病していたのか、そして日頃からどのように予防を心がければよいのかに触れていきます。

くま

よく見ていた世代なので驚きましたね。

もくじ

森永卓郎のプロフィール

まずは、改めて森永卓郎さんのプロフィールを見ていきましょう。

  • 名前:森永 卓郎(もりなが たくろう)
  • 生年月日:1957年(昭和32年)
  • 年齢:67歳没(2025年1月28日逝去)
  • 最終学歴:東京大学経済学部経済学科 卒業
  • 職業:経済アナリスト、獨協大学経済学部教授

大学卒業後は、当時の日本専売公社(現:日本たばこ産業)や日本経済研究センターへの出向、民間のシンクタンクなどを経て経済アナリストとして活躍。

テレビやラジオ、新聞、雑誌など各種メディアで労働経済学や金融、さらにオタク文化など幅広い分野で論評を行い、親しみやすい語り口も相まって絶大な人気を博しました。

特にバラエティ番組やワイドショーへの出演が増え、独特のユーモアと鋭い分析を織り交ぜた解説が注目を集めていました。

さらに、獨協大学経済学部教授として学生の指導にもあたり、多岐にわたるフィールドで活躍しながら多忙な日々を過ごしていたといいます。

森永卓郎を襲った原発不明がんとは

2023年末ごろから体調の異変を感じ始めたとされる森永卓郎さんは、当初は「すい臓がん(ステージ4)」と診断されていました。

しかし、精密検査を繰り返す中で原発の特定が難しく最終的に「原発不明がん」とされました。

そもそも原発不明がんとは、がんがどの臓器から発生したのか(原発巣)が分からない状態を指すものです。

がんは通常、発生した臓器からほかの場所へ転移していきますが、原発不明がんの場合は転移巣が見つかっても初発の部位が特定できません。

そのため治療方針が定まりにくく、抗がん剤を含む薬物療法や放射線療法、免疫療法などを複合的に行う場合が多いとされます。

原発不明がんの症状例

  • 首やわきの下などのリンパ節にしこりができる
  • 肺や肝臓への転移に伴う痛みや違和感、息苦しさ
  • 胸膜や腹膜に転移することで胸水や腹水が溜まる
  • 骨転移による痛みや骨折のリスク

これらの症状が出る場合もあれば、転移が広がるまで無症状のこともあり発見が遅れがちな病気と言えます。

早期発見には、定期検診やセルフチェックがやはり有効になるでしょう。

森永卓郎はいつから闘病していた?

報道によると、森永卓郎さんが初めて「がん」の告知を受けたのは2023年11月で、その段階で余命宣告を受けていたとのことです。

さらに2023年12月末には「ステージ4のすい臓がん」と診断されたものの、のちに「原発不明がん」に変更。

その後は免疫療法などを取り入れながら治療を続けていました。

しかし、2025年1月28日、自宅で家族に見守られながら静かに息を引き取ったことが確認されています。

実は亡くなる前日の1月27日にもラジオ番組にリモート出演しており、あまりに急な旅立ちに驚いた方も多かったことでしょう。

番組中では「痛みが強まっている」「本格的に転移が始まったのでは」と話す一幕もあったとされ、相当な苦痛を抱えながら最後まで仕事に励んでいたことがうかがえます。

闘病中も意欲的に活動

さらに驚かされるのは、2024年秋頃に出演したイベントでのエピソードです。

医師から「もう部屋から出るのが難しい状態」と言われていたにもかかわらず、ラジオ収録や著書執筆を精力的に続けていたというのです。

事実、1か月で13冊の本を執筆したといった逸話まで飛び出し周囲を驚かせていました。

いかにポジティブで勤勉な性格だったかが伝わってきますが、その裏には相当な苦痛や不安もあったのではないでしょうか。

原発不明がんで亡くなった著名人

原発不明がんで亡くなった著名人は他にもいるのか調査しました!

女優の角替和枝さんが2018年10月27日に

フジテレビの矢延隆生(やのべ・たかお)専務取締役が2025年1月20日に亡くなっています。

原発不明がんを予防する方法は?

「原発不明がん」は初期症状が出にくい側面もあり、明確な予防策の提示が難しいといわれています。

しかし、日頃からの健康管理やがんの予防のために一般的に推奨されている方法は原発不明がんにも少なからず効果が期待できます。

以下のポイントを意識することが大切でしょう。

  1. 定期検診を怠らない
    がん検診や人間ドック、血液検査などを定期的に受けることで、たとえ発見が遅れがちな原発不明がんでも早期段階で怪しい兆候をキャッチできる可能性があります。
  2. 食生活の見直し
    高脂肪・高カロリーな食事は、各種がんのリスク要因になり得るといわれています。バランスの良い食事や適度なカロリーコントロールを心がけることは、あらゆる疾病予防の基本といえるでしょう。
  3. 禁煙・節酒
    タバコは肺や喉など特定のがんのリスクを高めるほか、体全体への悪影響が大きいことが知られています。また過度の飲酒もがんリスクを高めるとされており、量を控える意識が大切です。
  4. 適度な運動
    ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を日常的に取り入れると、免疫力アップや体力向上などの効果が期待されます。ストレス解消にも役立ち、結果としてがん全般のリスク軽減につながる可能性があります。
  5. ストレスをためすぎない
    ストレスは免疫力を下げるといわれています。適度に趣味や休養の時間を持ち、心身のリフレッシュを図るようにしましょう。

もちろん、「絶対にがんを防げる」万能の予防策は存在しません。

しかし、生活習慣を整えることはあらゆる病気に対して効果的です。

早期発見のための定期的な受診や、日頃からのセルフケアがなにより大事だと改めて実感させられます。

SNSの反応は?

突然の訃報に驚きの声

訃報が伝わるとTwitter(X)やFacebookなどのSNSでは、「病気療養中と聞いていたが元気そうに出演していたので信じられない」「急な報道にショックを受けた」など、多くの驚きと悲しみの声が寄せられています。

メディア露出が多かっただけに、彼の元気な姿を知っているファンも多くそのギャップに戸惑う方が続出しているようです。

感謝と追悼のコメント

「いつもわかりやすい経済解説をしてくれてありがたかった」「僕が就活中に、森永さんの本を読んで勇気をもらった」など、彼の言動や著書に救われたというエピソードを語る声も多数見受けられました。

また、家族を思いやる姿勢や最後まで仕事を続けたストイックさに対して「尊敬する」「ゆっくりお休みください」といった追悼メッセージも。

まとめ

森永卓郎さんは、2023年末にがんが判明し、当初は「すい臓がん(ステージ4)」とされていましたが、後に「原発不明がん」へと診断が変わり、亡くなる直前まで治療と仕事を両立させていたことがわかりました。

ご家族や事務所からは余命宣告を受けていたことも公表されており、それでもなお最後の最後までメディアに出演し続けた姿には、驚きと尊敬の念が絶えません。

SNSでも、その急すぎる訃報に「信じられない」という声が殺到し、改めて森永卓郎さんの存在の大きさを感じさせます。

現在はご家族の意向で近親者のみの家族葬が執り行われ、息子の森永康平さんが「父の最期については落ち着いてから報告したい」とコメント。

しばらくは静かに見守り、故人の功績に感謝を捧げる時期と言えそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
改めて、森永卓郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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