神戸5人殺傷事件はなぜ無罪なのか?動機はゾンビを殺すため!?竹島叶実の経歴や出身高校は?

2017年7月兵庫県神戸市で親族を含めた5人を殺傷した事件で、当時26歳だった竹島叶実が容疑者として逮捕されました。

そして時が流れた2021年10月、初公判が行われ翌月11月4日に判決が言い渡されました。

今回は竹島叶実の経歴や出身高校といった生い立ちや事件の詳細、なぜ無罪判決となったのかをまとめていきます。

もくじ

神戸5人殺傷事件とは

神戸市人殺傷事件は、2017年7月16日の早朝に北区で竹島叶実が起こした無差別殺人事件です。

竹島叶実は金属バットや包丁を使い、自身の祖父母と近隣に住んでいた女性1人の計3人を殺害、母親と近隣の女性1人に怪我を負わせています。

最初に竹島叶実は祖父を金属バットで殴打し、それを止めようとした母親もバッドで殴打しました。

母親は危険を感じたため家の外へ避難しますが、それを見計らって祖父を包丁で何度も刺して殺害、祖母も同じ手口で殺害します。

その後竹島叶実は屋外の近所に住む女性2人を襲い、1人を殺害、もう1人に重傷を負わせました。

竹島叶実はその後、神社に行くという異常な行動もみせており、事件当時心神喪失状態だったのではないかとの見方もあるようです。

竹島叶実の経歴・出身校は

竹島叶実の小学生時代

竹島叶実が小学生低学年のころ、両親の離婚によって兵庫県神戸市北区有野町にある母親の実家に移り住みます。

祖父母と母親4人で新しい生活が始まります。

初めは寂しい思いをしていた竹島叶実でしたが、徐々に打ち解け寂しさも消えていきました。

祖父母の家は代々土地を持っており、上品な立ち振る舞いであったため竹島叶実も礼儀正しく勤勉な小学生になっていきました。

竹島叶実の中学生時代

市立中学校に入学すると、部活動に熱心に取り組み始めます。

陸上部に入部し、短距離選手を目指し日々努力していました。

運動神経も少しだけ恵まれていたためか、練習熱心だったためか、やればやるほど早くなっていく記録を更新していくことに充実感があったと言います。

先生からの評判もよく、成績ではクラス中1位2位を争うほどでした。

神戸市立工業高等専門学校への受験にも無事合格、中学生時代に幕を閉じます。

竹島叶実の高学生時代

テレビゲーム好きだったため神戸市立工業高等専門学校の電子工学科に進みます。

しかし高専ではコミュニケーションがうまく取れず、周りに溶け込めないまま時間が過ぎてしまい、友達ができない毎日が続きます。

理想と現実のギャップも激しかったのかもしれませんが、高専生活をつまらなく思った竹島叶実は結局4年生の途中で中退してしまいます。

竹島叶実の社会人時代

大手の鉄道会社へ就職内定が決まっていたのですが、高専を中退してしまったことにより内定を取り消されてしまいました

その後、一度は一般企業に就職しますが自分とは合わないという理由で職場に不満を持ちすぐに退職してしまいます

竹島叶実はなぜ無罪判決なのか

竹島叶実の裁判で弁護側は「心神喪失の状態だった」と無罪を主張し、検察側は「心身耗弱の状態だった」として無期懲役を求刑していました。

4日の判決で、神戸地方裁判所は、主文を後回しにしたうえで、「正常な精神作用が機能しておらず、妄想等の精神疾患の圧倒的影響下で犯行に及んだとの疑いが払拭できない」と指摘し、そのうえで「『心神喪失』状態だった合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました。

竹島叶実は逮捕された当時、事件後に神社に向かった理由を「神社に行けばアイドルに会えるとお告げがあった」などとも話しており精神的に問題があった可能性がありました。

事件の4日前にはインターネットの掲示板で見た数字から高専時代に同級生だった女性の出席番号を連想し、一方的に好意を寄せます

神社に来てくれたら結婚するという幻聴や妄想によって自分とその女性以外は人間ではないと感じるようになり、結婚するためには他の生き物を殺す必要があると思い込むようになりました。

事件前夜には「この世界の人間は君と私以外は哲学的ゾンビなんだよ」と言う女性の幻聴を聞き、「ゾンビを倒して女性と結婚する」という思いから無差別に人を殺傷したということでした。

検察側、弁護側が精神鑑定を依頼した医師はどちらも竹島叶実が統合失調症だったと診断し詐病の可能性を否定しました。

このことから竹島叶実は精神的に不安定な状態で責任能力に乏しい状態であったために無罪という判決が下されたと言うことです。

竹島叶実に対するSNSの反応

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