2022年11月にポケモンの新作、ポケットモンスター・スカーレット/バイオレットが発売されました。
年々グラフィックややり込み要素が増え、多くの人たちが新しいポケモンをプレイしています。
そんな大人気ポケモンですが、今回のスカーレット/バイオレットはあまりにもバグが多く、作り込みが甘いという指摘が挙がっています。
ここではそんなスカーレット/バイオレットのバグや不具合をまとめて紹介していきます。
ポケモンSVバグが多すぎる
ゲームには少なからずプログラムのバグやハードウェア(ゲーム機本体)との不具合が発生することがあります。
キャラクターが不自然な挙動をとったり、取得できないはずのアイテムを入手してしまったり、なかには一瞬でゲームクリアができてしまうものなど、その種類は多岐にわたります。
一部のゲームではそういったバグも個性のひとつとして楽しまれているものがあり、一概に全てのバグがユーザーに嫌われているわけではありません。
ただ、ゲーム制作会社からすればこれらのバグは会社のゲーム制作能力の低さを露呈させるものであり、極力起きて欲しくはないものなのです。
そのため最近では、一度ゲームが完成するとデバックというバグを取り除く作業が行われています。
実際にゲームをテストプレイし、正常にゲームが作動するかを確認するのです。
話を戻しますが、このバグが今回のスカーレット/バイオレットには非常に多く、日本だけでなく海外からも不具合の報告が多数寄せられています。
単純にゲームプレイ人口が多いため、バグが発見されやすいという可能性はありますが、2017年に発売されたゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(全世界累計販売台数2580万本)を例にしても、ここまで多くのバグ報告はありませんでした。
ポケモンSVのバグ一覧
ここからは早速ポケモン スカーレット/バイオレットのバグを紹介していきます。
ポケモンSVバグ:①キャラクター透明化
キャラクターが画面に表示されず、透明になってしまうバグです。
バトルする相手のポケモンや、自分が操作するポケモンが見えなくなり視覚的な情報や楽しみが損なわれてしまいます。
このバグは意図的に起こそうと試みなくとも発生するため、多くのプレイヤーたちが遭遇しているようです。
フィールド移動中、戦闘中問わず発生しています。
ポケモンSVバグ:②地面に埋まる
ポケモンバトル中、自身や相手のポケモンがフィールドに埋まってしまうバグです。
こちらもただプレイしているだけで遭遇するバグで、どのポケモンでも起こりうるものとなっています。
技を繰り出したり、ダメージを受けたりすると元に戻ることもあるようで、初めて遭遇するポケモンでこれらのバグが起こると驚く人も多いようです。
ポケモンSVバグ:③トレーナーの身体がおかしくなる
操作している主人公がおかしな挙動をするという報告も挙がっています。
このバグは前述のバグに比べれば遭遇する頻度は少ないですが、それでも多くのプレイヤーから報告があるため起こりやすいバグのようです。
ポケモンSVバグ:④BGMループ
主に四天王戦で起こるバグで、BGMの一部だけが延々と流れ続けるバグです。
ポケモン実況者「もこう」さんの動画ではイントロの不穏な音楽が流れ続け、もこうさんも異変に気づきます。
戦闘序盤は「かっけぇこの曲!」とテンションが高かったのですが、「流石に繰り返しじゃない…?」と一言。
中盤では「本当のBGMが聞きたい」と嘆いており、四天王2人目の戦いで正常なBGMが聞けた時は「よかった、バグで…」と安堵のコメントをしていました。
ポケモンSVの作り込み不足
バグやエラーだけでなく、そもそも作り込みが不十分なポイントも多く見られます。
ここでは、バグやエラー以前に作り込みの甘さについて紹介していきます。
ポケモンSV作り込み不足:①眠り状態
ポケモン対戦では相手に「状態異常」を与えることで有利に戦うことができます。
なかでも「ねむり」状態は強力で、寝ている間ポケモンは技を使うことが出来なくなってしまうというものです。
前作のポケモンでは、グラフィックの向上に伴って「ねむり」状態のポケモンは目を閉じて眠っている演出がされていました。
しかし今作では目が開いたまま、頭の上に「zzz」と出てくるのみ。
これは稀に起こるバグではなく、全てのポケモンが目を開いたまま「ねむり」状態になるため、単純な作り込みの甘さでしょう。
ポケモンSV作り込み不足:②木の実消費
ポケモンには道具を持たせることで戦闘を有利に進める戦術があります。
そのひとつに「きのみ」というものがあり、特定の条件を満たした時にポケモンが木の実を食べて効果を発揮するというものです。
前作ではポケモンの顔の前で木の実が食べられていくといった演出がありました。
実際に食べているモーションがあるわけではないですが、違和感は少なかったでしょう。
比べて今作では地面に木の実が落ちている状態から、演出が始まります。
空を飛んでいるポケモンも背の高いポケモンも関係なく木の実は床に落ちています。
これには違和感を感じたプレイヤーも多いようで、「木の実使うシーン違和感ある」といった声が続出しています。
ポケモンSV作り込み不足:③あずかりボックス
一緒に旅ができるポケモンは手持ちに6匹までとなっており、それ以上捕まえたポケモンは「あずかりボックス」というところに送られます。
必要な時に手持ちとあずかりボックスのポケモンを入れ替えることでスムーズに冒険を進めることができます。
一部ではこのあずかりボックスの使用感が悪いという声が出ています。
ポケモンの移動がスムーズに行えないことや、そもそも画面のロードが重く、ポケモンが表示されるまで時間がかかるといった問題も指摘されています。
前作のポケットモンスター・ソード/シールドではスムーズに行えたこともあり、不満の声が上がっているようです。
ポケモンSV作り込み不足:④カメラアングル
カメラアングルにも不満の声が多数上げられています。
フィールドを移動している時は、視界が狭く酔いやすいといった意見があり、常にボタンを押しながら遠いカメラワークを維持し続けるといった、わざわざ面倒な対策を迫られるプレイヤーもいます。
マップが北向きに固定されていないというのも困るポイントで、複雑な街中では迷子になったというプレイヤーもいます。
戦闘中のカメラワークも悪いです。
野生のポケモン戦闘時は360°どの方向からも戦闘が見られるようになっていますが、自分と自分のポケモンが奥におり野生のポケモンが手前にいる光景は、多くのプレイヤーが違和感を感じているようです。
対プレイヤーとの戦闘では、相手や自分のポケモンが見えづらく、同時に2匹ずつ戦わせるダブルバトルでは奥のポケモンが手前のポケモンの陰に隠れてしまうといった不満も出ています。
ポケモンSV作り込み不足:⑤手抜きデザイン・ネーミング
これは以前から度々言われていましたが、手抜きデザインのポケモンが多く存在している点も指摘されています。
今作ではさらに手抜きポケモンが多く、ネズミを一家のように4匹まとめただけの「イッカネズミ」や、特徴のないフラミンゴの「カラミンゴ」が登場します。
ミミズの見た目をした「ミミズズ」はデザインだけでなく名前も雑です。
本作の目玉である古代と未来の要素を持つポケモンも雑に名前が付けられています。
デザインやネーミングが世代を重ねるごとに悪くなっている点が多くのポケモンファンから批判されています。
ポケモンSVバグに対するSNSの反応
ポケモンSVのバグの多さを見てると「開発スピード無理しすぎでは…?」と少し心配になる。
一年でアルセウスとSVを2本出したゲーフリさん凄いとは思うけど、めっちゃ急いで無理に2本出さなくても、2022年末アルセウス→2023年末ポケモンSVにしてじっくり作ってもスパン的には問題なかった気も。
ポケモン新作もバグだらけなのを見ると、やっぱりゲーフリはポケモンブランドにあぐらかいてるだけで技術力が終わってるのが伺える。
出荷前にデバックすらやらないのか。
ポケモン、これほどまでに欠点まみれなバグを出してるのにも関わらず擁護する人がけっこういてビビる。
これが聞いたこともない会社の新作タイトルだったら誰一人として擁護する人なんていないだろうなあ。
これこそブランド力。
フィールドだけじゃなくて対戦までバグまみれで残念
早くアップデートしろゲーフリ
細かいバグとか、しっかり作られてない感じが随所に見えるんだけど自分だけなのかな
ポケモン面白いけどバグと処理落ちとエラー落ち酷くてポケモンブランド無かったらクソゲー扱いされててもおかしくない。
ポケモンSVバグのまとめ
今までの作品にはない要素の追加やシステムの変更を試みた結果、今まで以上のバグを生み出してしまった今回のポケットモンスター・スカーレット/バイオレット。
現在ではインターネットの発達によってWiFiを使うことでゲームデータのアップデートなどが行えるようになっているため、これらのバグは早急に直して欲しいところです。
ポケモンというブランドにあぐらをかいていると指摘されている今回のバグの嵐。
皆さんはどう感じましたか。
修正データで改善されることを願うばかりですね。