今、沖縄県の小橋川さん一家が子供の状態を鑑みず、一時保護をすることや実の親が申したてると里子を引き渡さなければいけない弱い立場にある里親の現状を知ってもらいたいと立ち上がり裁判を起こしました。
裁判結果は、里親に訴えを起こす権利、原告適格がないなどして裁判を起こしたその日に申し立てを却下されました。
これに対して里親制度の改正に向けて様々なSNSで署名活動が行われています。
一つの家族だけを見て署名に賛同した方々。見るべきポイントはたくさんあります。
ここまで来るにあたって両家それぞれのストーリーがあるかと思います。
子供にとっての幸せは何か?
色々知った上で署名活動に参加されてみてがいかがでしょうか!
里親制度とは?
親の病気、家出、離婚、その他いろいろな事情により家庭で暮せないっ子供たちを、自分の家庭に迎え入れて養育する人のことを言います。
里親制度は児童福祉法に基づいて、里親となることを希望する方に子供の養育をお願いする制度であり、家庭での生活を通じて、子供が成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係。その中で、養育を行うことにより、子供の健全な育成を図ることを目的としています。
里親制度と養子縁組の違い
里親制度→育てられない親の代わりに一時的に家庭内で子供を預かって養育する制度。里親と子供には法的な親子関係はなく、実親が親権者となり、里親には里親手当や養育費が自治体から支給されています。
養子縁組→民法に基づいて法的な親子関係を成立させる制度で、養親が子の親権者となります。里親とは違い、養子縁組が成立した家庭には自治体などからの金銭的な支援はありません。
里親手当は月9万円にプラスで養育費(5万円〜6万円)一人あたり約最低でも14万円を国から援助されています。
SNSではお金がほしいためなのでは?という意見もありました。
里親制度に対してSNSの反応
里親からは委託されている訳だから、実母や児相側から何か要請あれば応える義務はあるだろうし、でも2ヶ月からずっと育てて里親も里子も情が湧くし、里親制度って本当に難しい。本来は子供の幸せの為なんだけど、何が幸せかと言ったら誰にもわからない。
生後2ヶ月から5年も大事に我が子のように育ててきたのに、妊娠出産しただけで理由はどうであれ1度子供を捨てた母親のもとに無理やり戻すのはどうかしている!!里親制度から考える家族の在り方とは。
まず見てほしいし考えてほしい。「血のつながり」が100%の正義かな。正しいと思いたいのは大人のエゴなんじゃないかって、小橋川さんがわざわざ実名で表に出た思いってなんだろうかって。
もし自分が里親に出した側だとしたら、里親に出したままの方が愛かなと思う。子供の気持ちを優先して考えたり幸せを願えるなら、里親さんの所で幸せに大きくなって欲しいて思うし、大きくなった時に子供をいつでも助けてあげる環境作りをするのが母親の務めだと思う
このようにネットの反応では、やはり里親側につく人の方が多い傾向にあります。
しかしその中にはしっかりと里親制度のことを理解している人もいるようで、その知識の違いで少し意見がわれているようにも思います。
署名する人の文章を読んでいると、感情論のみで実母を批判する意見もたくさん見られました。
里親制度への誤解も多く、そもそも里親制度の知識を理解しないまま改正の署名をしてる人も多いようです。
子供にとっての幸せとは?
今回のこの事案に関して、実母、育て親の意見はあることはわかりました。
しかし、一番重要の子供の意見は一切無いということです。
これで果たして、その子は幸せになれるのでしょうか?
どんな理由にしろ、子供の意見なしで大人が勝手に決めていいだろうか?
あまりにも、大人の都合のいい話になるのではないだろうか?
今、現在生みの親のもとで育つことができない子供の数は45,000人。
これだけの子供がこの環境にいるということをわかってもらいたいです。
今の制度のままでは、子供の意見が反映されないまま、今回の事案のようなことがこれからも発生してしまう場合もあるます。しかしながら、あくまでも里親。この部分で動けないことも事実としてあります。今回の場合は生後数ヶ月からとのことでした。年齢を引き上げる。などといったことは変えれるのかもしれません。本当に難しい事案だということをわかってもらいたいです。
実母と里親、両者に愛された子
生後間もない時から数年育ててくれた、自分のことを里子だとも知らずに幸せに生きてきて突然育ての親から離された今。
実母だって理由があったから里親制度を頼っただけ。お腹痛めて生んだわが子とは一緒にいたいと思う生みの親。生後間もない頃から数年、親として愛情を込めて育てた里親。生みの親、育ての親。両方に愛された子。そうではないでしょうか?
それぞれの葛藤も曖昧でしかわからない私達が両者を傷つけてしまっているのでは?
まとめ
今回は、今ネットで話題になっている里親制度の改正をもとめ署名活動が行われている現状をお伝えしました。
ネットでは様々な声が憶測でたくさん挙げられています。ただ、可哀想だからと署名活動に参加してた皆さん!
今一度、制度をきちんと理解した上で、署名活動をしてみてはいかがでしょうか?
それぞれどちらにもここまで来るまでの道のり、葛藤があったはすです。
周りの意見に流されず、自分の思い、考えのもと、署名活動していきましょう!
子供の幸せのために。今わたし達ができること。
私からのお願い
皆さんにお伝えしたかったことは、きちんと里親制度、養子縁組制度と、様々関係している制度がたくさんあるということ。それをしっかりと知った上で、知識を持った上で署名活動をしてほしいということ。
また、両者の関係も事情も情報の元でしかわからないのに、曖昧なままで両者を傷つけるような事をしてはいけないこと。
それぞれ読者の皆さんが考えること、思うことががあると思います。ですが、それを簡単にSNSで流すのはやめましょう。
私自身も、今回改めて言葉を発言(発信)する言葉の重みを実感しました。
今後、里親制度等、どうなるかはわかりませんが、子供たちの未来が明るくなりますように。そう願うばかりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!