新型パジェロとトライトンの違いは?共通フレームと専用設計

霧の山岳地帯に広がる砂利道を走る架空のSUV

三菱自動車が2026年9月2日に新型「パジェロ」を世界初公開しました。発表を見て、「トライトンがベースなら、外見をSUVに変えただけ?」「発売日や価格も決まった?」と気になった人も多いでしょう。

結論からいうと、新型パジェロはトライトンのラダーフレームを基礎にしながら、キャビンと前後サスペンションを専用開発した別のSUVです。骨格に共通点はありますが、トライトンをそのままワゴン化した車ではありません。

一方、価格、エンジン、車体寸法、乗車定員、正式な発売日は2026年9月2日12時34分時点で公式ページに明記されていません。この記事では、いま確定している共通点と違い、まだ分からない項目を公式情報だけで整理します。

くまくま

「フレームが同じ系統」と「車全体が同じ」は別。まず共通部分と専用部分を分けよう。

もくじ

新型パジェロとトライトンの違いを先に比較

両車の位置づけを公式発表からまとめると、次のようになります。

比較点 新型パジェロ トライトン
車の種類 クロスカントリーSUV 1トンピックアップトラック
骨格 トライトンのラダーフレームを基に改良 高剛性ラダーフレーム
キャビン パジェロ専用開発 2列シートのダブルキャブ
前後サスペンション パジェロ専用開発 前ダブルウィッシュボーン、後リーフスプリング
4輪制御の公式表現 S-AWCを採用 スーパーセレクト4WD-II、7つのドライブモード
主な役割 上質さも重視するフラッグシップSUV 荷台を備える実用的なピックアップ

最大の共通点はラダーフレーム、最大の違いはSUVとして専用開発された上屋と足回りです。

三菱自動車の新型パジェロ発表は、トライトンのフレームを「ベースに改良」と表現しています。「共通部品を使う」と「同一設計」は同じ意味ではない点が重要です。

共通するのはトライトン由来のラダーフレーム

試作工房に置かれた架空のラダーフレームとSUVキャビン模型
共通の骨格と専用開発部分の関係を表した架空の試作風景(AI生成・n-trend.com制作)

ラダーフレームは、左右に伸びる太い骨格を横材でつないだ構造です。トライトン公式の走破性ページによると、大型断面と高張力鋼板を使った強固な骨格で、悪路への強さ、安定性、低振動・低騒音、積載時の耐久性を支えています。

新型パジェロはこの土台を利用するため、トライトンが持つ堅牢な骨格の考え方を受け継ぐと理解できます。ただし、公式発表には「ベースに改良」とあり、フレームまで完全に同一とは発表されていません

くまくま

家に例えるなら基礎の考え方は近いけれど、間取りや住み心地は専用に作り込んでいるイメージだね。

パジェロ専用なのはキャビンと前後サスペンション

トライトンは荷台を持つピックアップで、乗員スペースと積載性の両立が必要です。一方、新型パジェロは三菱自動車が「新たなフラッグシップモデル」と位置づけるクロスカントリーSUVです。

そのため、新型パジェロではキャビンと前後サスペンションを専用開発しています。トライトンのリヤは重い荷物にも対応するリーフスプリング式ですが、パジェロの具体的なサスペンション形式は現時点で公表されていません。

開発責任者の公式インタビューでは、走破性と快適性を継承しつつ、静的品質・動的品質を高いレベルへ引き上げたと説明しています。つまり、パジェロは荷台のある働く車ではなく、乗員全員の移動品質を重視するSUVとして作り分けられています。

S-AWCとスーパーセレクト4WD-IIは同じ?

砂利道から山岳の舗装路へ進む架空のSUV
悪路走破性と舗装路での快適性の両立を表した架空のSUV(AI生成・n-trend.com制作)

新型パジェロの公式ティザーサイトは、ラダーフレームにS-AWCが加わったと説明しています。三菱自動車のS-AWC解説によると、S-AWCは「走る・曲がる・止まる」に関わる車両運動を統合制御し、操縦性と走行安定性を高める仕組みです。

一方、トライトン公式ページが前面に出すのは、2H・4H・4HLc・4LLcを選べるスーパーセレクト4WD-IIと7つのドライブモードです。

したがって、公式ページ上では、新型パジェロは統合車両制御、トライトンは駆動モード選択が主な説明軸になっています。ただし、パジェロの詳細な駆動方式やモード構成は未発表です。「S-AWCだからスーパーセレクト4WD-IIを使わない」とまでは断定できません。

くまくま

名称だけで二者択一にしないのが大切。詳細諸元が出るまでは、公式が発表した範囲で比べよう。

価格・発売日・エンジンはまだ未発表

2026年9月2日の世界初公開で確認できるのは、車の方向性、S-AWC、3連マルチメーターの継承などです。購入判断に必要な価格、グレード、エンジン、燃費、寸法、定員、正式発売日はまだ公式確定情報がありません

三菱自動車の新中長期ビジョンには「今年度中に投入」とあります。ここから分かるのは2026年度内の投入方針までで、月日や販売店での予約開始日までは確定できません。

ネット上の予想価格や搭載エンジンは参考情報にとどめ、次に確認すべき公式情報は価格表、主要諸元、グレード構成、予約開始日です。ティザーサイトには続報を案内する公式SNSへの導線もあります。

まとめ

新型パジェロとトライトンは、トライトン由来のラダーフレームという共通点を持ちます。しかし、パジェロはキャビンと前後サスペンションを専用開発し、S-AWCと上質な移動体験を重視するフラッグシップSUVです。

「トライトンのSUV版」ではなく、堅牢な土台を生かしてパジェロの目的に作り直した別モデルと考えるのが正確です。価格やエンジン、寸法、正式発売日は、今後の公式発表を待ちましょう。

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くまくま

今は共通フレームと専用設計までが確定。価格や発売日の予想を事実と混ぜないようにしよう。

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