10月31日の深夜、ハロウィンで賑わっている世間でテロとも言えるような事件が起こりました。
なんと電車内で刃物を持って人を切りつけ、何かの液体を持ちながら放火まで行ったとの事で話題になっています。
犯人の男はどのような人物なのでしょうか。事件の詳細や素顔に迫ります。
京王線・刃物ジョーカー事件とは
東京都調布市にある京王線の国領駅電車内で男が刃物を振りまわし1人が重体、16人が軽傷を負った事件で20代の男が逮捕されました。
この事件で刺された60代男性が意識不明の重体で、電車内では火災も発生したということです。
また、事件に遭遇した乗客から塩酸が撒まかれていたとの報告も上がっていますが、こちらは事前に用意していたライターオイルだったとの事で、火災を広げるために使用していたようです。
これで逮捕された男はアメリカン・コミックスのバッドマンにでてくる敵キャラ「ジョーカー」の仮装をしており、SNSにも画像があがっています。
また犯行を行った状況は
- 通過駅の多い特急を狙った犯行であること
- 駅を発車後すぐに犯行に及んだこと
- 地下区間を狙った犯行であること
- 火災を起こすことにより逃げられない状況を作ったこと
が状況として上げられているため、悪質なイタズラという域をはるかに超えるテロと呼んでも差し支えないほどの事件と言えるのではないでしょうか。
京王線・刃物ジョーカー事件の服部恭太とは
こちらは事件に巻き込まれた被害者がインスタグラムに投稿した画像です。
現在公開されている警察の情報では、身元を特定できるものなどが無いため自称と付けられていますが、犯人の男は「服部恭太」と名乗っているとのことです。
調べによると服部恭太は24歳の男性で仕事はしておらず無職とのことです。
犯行の動機は「死刑になりたかった」ということで、「2人以上殺せば死刑になると思った」とも供述しています。
今年の8月6日に発生した小田急線の無差別刺傷事件を参考にして犯行に及んだとのことで、「小田急線の時はサラダ油で火がつかなかったからライターオイルで犯行に及んだ」とも供述しています。
京王線・ジョーカー事件 服部恭太の続報
11月2日、警察の調べにより服部恭太は犯行に及んだ動機を「仕事で失敗し友人関係もうまくいかなくなり、死にたいと思ったが、自分では死ねず死刑になりたかった。電車内に人がたくさんいるハロウィーンの日を狙った。特急は走行時間が長いから乗った。上りの方が人が多いから乗り換えた。ジョーカーに憧れていた」と供述しています 。
また、事件の1ヶ月前から東京八王子市のホテルに滞在していたことも明らかとなっています。
計画的な犯行で悪意に満ちているのがわかります。
自身の身に起こったことを自身で解決できないばかりか、自分の目的のために他者を傷つける姿はまさに悪人と呼べるのではないでしょうか。
京王線・刃物ジョーカー事件のSNSの反応
反応は様々で、ハロウィンの日という危機感が薄れやすい時期であることに警告を発信する声、この事件で使用されたキャラクター「ジョーカー」へのマイナスイメージを心配する声、運転手のとっさの判断を賞賛する声などがあがっています。