ブルース・ウィリスが俳優業引退!原因の『失語症』ってどんな病気?

アクション映画『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』などで有名なアメリカの俳優ブルース・ウィリスさんが、俳優業を引退することを発表しました。

今回はブルース・ウィリスさんの俳優業引退と、その原因となっている『失語症』について紹介・解説していきます。

もくじ

ブルース・ウィリス俳優業引退

1980年代のコメディードラマ「こちらブルームーン探偵社」で人気となり、40年にわたっておよそ100作品に出演したアメリカの俳優ブルース・ウィリスさんが俳優業を引退することになりました。

現在ブルース・ウィリスさんは67歳。今後は自宅でゆっくり家族と療養生活をしていくということです。

ブルース・ウィリス引退の理由は『失語症』

引退の理由である『失語症』はブルース・ウィリスさんの家族が30日、Instagramにて明らかにしたもので、最近になって思い通りに言葉が出てこない状態だったといいます。

認知機能にも影響が出始めてしまっているとのことで、Instagramの投稿では「考えた末、ブルースは彼にとって大きな意味を持つキャリアから離れることにしました」と綴られていました。

このInstagramでの発表はブルース・ウィリスさんの妻のエマ・ヘミングさんアカウントで行われ、家族と元妻のデミ・ムーアさんなどとの連名で発表されました。

ブルースの素晴らしいサポーターの皆様へ、

家族としてお伝えしたいのは、私たちの愛するブルースが健康上の問題を抱え、最近、認知能力に影響を及ぼす失語症と診断されたことです。

その結果、ブルースは熱考の上、彼にとっ て大きな意味を持つキャリアから離れるこ とになりました。

私たち家族にとって本当に困難な時期ですが、皆様の継続的な愛、思いやり、サポートにとても感謝しています。

私たちは強い家族としてこの事態を乗り越えようとしていますが、ブルースが皆さんにとってどれほど大切な存在であるか、そして皆さんがブルースにとってどれほ ど大切な存在であるかを私たちは知っているので、ファンの皆さんにこのことを伝えたいと思いました。

ブルースはいつも「Live it up(大いに楽しもう)”楽しくやろうぜ」と言っていますが、私たち家族も一緒にそうしていくつもりです。

エマ・ヘミングInstagram和訳

失語症とは?

失語症は言語障害のひとつです。

脳の言語中枢が損傷してしまうことで「話す」、「聞く」、「読む」、「理解する」といった機能が失われてしまいます

原因の多くは脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの疾患で、中高年以上の人に見られやすいことも特徴です。

失語症とは?:①運動性失語(ブローカ失語)

ブローカ失語は『言葉を聞き、理解する能力は問題ないにも関わらず、話す際に上手く言葉が出てこなかったり、発音がおかしくなってしまう』症状が特徴的です。

話す量は少なく寡黙になってしまい、一語一語の短い単語で話をするという特徴も挙げられます。

文字を書く能力が失われることもあります。

失語症とは?:②感覚性失語(ウェルニッケ失語)

ウェルニッケ失語は『発音や発声は問題ないにも関わらず、相手から言われた言葉の理解や自分が話す内容が分からなくなってしまう』症状が特徴的です。

「今どこに行きたいですか?」といった質問に、「肉が飲みたい」といった返答をするなど、言葉の理解ができず、支離滅裂な言葉になってしまいます。

ブローカ失語に比べて話し方はスムーズで、イントネーションは問題ない場合がほとんどです。

ブルース・ウィリス『失語症』による引退に対するSNSの反応

ブルース・ウイリスが引退だなんて…。
80年代から90年代のハリウッド映画を牽引し続けた俳優だと思います。
年齢的に引退するにはまだまだ若いけど、病気だから引退は仕方ないかもしれません。
でも、やっぱり引退は寂しいですね。
長い間、お疲れ様でした。
ブルース・ウイリスの映画を見れて楽しかったです。ありがとうございました。
引退されても、お元気で過ごしてください。

ダイハードが好きな映画だっただけに、寂しく感じます。まだ、私の父と比べても若いためびっくりしました。若くても病にはいつかかるかわからないため今を大事に精一杯生きていかなければと考えるきっかけになりました。

本当に大好きな俳優だった。
特に個人的にはアルマゲドンの娘との別れのシーンで号泣したことを覚えている。
ダイハードも最高だった。
彼は世界中の多くの人に幸せと喜び、感動を与えてくれた。
その分残りの余生を彼には楽しく幸せに暮らしてほしい。
長い間本当にお疲れ様でした、ありがとう。

ブルース・ウィリス『失語症』による俳優業引退のまとめ

多くのファンを魅了し、数々の映画でその力を発揮してきたブルース・ウィリスさん。

ハリウッド映画の一時代を牽引して多くの成果を残してきた彼ですが、これからは無理をせず身体を休めて欲しいですね。

元気な姿でメディアの前に姿を見せてくれることを願わずにはいられません。

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