ベンベルグとは?エアリズム全商品に使われる素材なのか解説

白と淡い青のなめらかな繊維が重なった架空の素材イメージ

2026年9月3日放送の『カンブリア宮殿』では、旭化成の繊維「ベンベルグ」がユニクロのエアリズムに使われていると紹介されます。「ベンベルグは化学繊維?」「エアリズムは全部この素材なの?」と気になった人もいるでしょう。

結論からいうと、ベンベルグは旭化成が製造する再生セルロース繊維「キュプラ」のブランド名です。綿の種の周りにある産毛を原料に、なめらかさや吸放湿性を持つ繊維へ作り直しています。

ただし、エアリズムの全商品がベンベルグ(キュプラ)製という意味ではありません。女性向けの一部商品にはキュプラが混紡されていますが、商品によって素材も機能も異なります。

くまくま

「繊維の一般名」「素材ブランド」「衣料品シリーズ」の3段階に分けると分かりやすいよ。

もくじ

ベンベルグ・キュプラ・エアリズムの違い

まず、3つの言葉は同じ種類の名称ではありません。

言葉 何の名前? 関係
キュプラ 繊維の一般名 再生セルロース繊維の一種
ベンベルグ 旭化成の素材ブランド 旭化成が製造するキュプラ
エアリズム ユニクロの商品シリーズ 複数の素材・設計で快適機能を実現

旭化成の公式発表は、ベンベルグを「キュプラ繊維のブランド名」と説明しています。つまり、キュプラが素材の種類、ベンベルグが商品名に近いブランドです。

一方、エアリズムは特定の糸だけを指す名称ではありません。ユニクロは、汗や湿気への対応、なめらかな肌触りなどを持つ衣料品シリーズとして展開しています。

ベンベルグは何から作られる?

コットンリンターと透明な中間素材と白い糸巻きを並べた架空の制作風景
綿の種の周りの産毛を原料とする再生セルロース繊維の流れを表したイメージ(AI生成・n-trend.com制作)

ベンベルグの原料は、綿実油を作るときの副産物であるコットンリンター(綿の種の周りの産毛)です。旭化成のサステナビリティページでも、この原料と生分解性が説明されています。

綿に由来しますが、そのまま糸へ紡ぐ綿繊維ではありません。セルロースをいったん溶かし、再び繊維の形へ作るため、分類は天然繊維ではなく再生セルロース繊維です。

旭化成は1931年に生産を始め、裏地、民族衣装、アウター、インナーなどへ用途を広げてきました。「綿由来だから綿100%」ではない点が、最初の注意点です。

くまくま

原料は綿の副産物。でも完成した繊維の表示は「綿」ではなく「キュプラ」になるんだね。

エアリズムでベンベルグが果たす役割

白と淡い青の布地の間から細かな水分が抜ける架空の素材イメージ
繊維の吸放湿性を視覚化した架空の素材イメージ(AI生成・n-trend.com制作)

ベンベルグには、湿気を吸って外へ放つ吸放湿性、なめらかな肌触り、接触冷感といった特徴があります。高温多湿の季節に、衣服内のムレや肌との摩擦を抑えやすい性質です。

ユニクロの女性向けエアリズム公式ページも、キュプラが体から出る水蒸気を吸収・放出すると説明しています。2013年の共同開発の公式記事では、ベンベルグとナイロンを組み合わせながら、肌触りや吸水速乾性などを調整した経緯が紹介されています。

ここで大切なのは、エアリズムの快適さを一つの繊維だけの効果と考えないことです。混紡する繊維、編み方、加工などが組み合わさって、商品ごとの機能が作られています。

エアリズム全商品にキュプラが入っているわけではない

テレビ東京の『カンブリア宮殿』公式予告も、ベンベルグを使うのはエアリズムの「女性向け商品の一部」と明記しています。

2026年9月2日に確認できたユニクロ公式の商品例を比べると、違いがはっきりします。

商品例 公式ページで確認できる主な表地・本体素材 キュプラ
エアリズムブラキャミソール ポリエステル62%、キュプラ29%、ポリウレタン9% あり
メンズ・エアリズムクルーネックT ポリエステル88%、ポリウレタン12%など なし

ブラキャミソールの商品ページにはキュプラ29%、メンズのクルーネックTにはポリエステルとポリウレタンが表示されています。

したがって、「エアリズム=ベンベルグ」ではなく、「一部のエアリズムでベンベルグ由来のキュプラを活用」が正確です。素材構成は商品番号や色、改良時期で変わる場合があるため、購入時は現行の商品ページや品質表示を確認してください。

くまくま

同じシリーズ名でも素材は同じとは限らない。商品ごとの「素材・お手入れ」を見るのが確実だよ。

手持ちのエアリズムで見分ける方法

見分け方は簡単です。商品ページか服の内側にある品質表示で、素材欄に「キュプラ」と書かれているかを確認します。

「ベンベルグ」と表示されず、「キュプラ」とだけ書かれる場合があります。これはベンベルグがブランド名、キュプラが繊維の一般名だからです。反対に、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン、綿だけなら、その表示からキュプラの使用は確認できません。

また、エアリズムにはインナー、コットンタイプ、メッシュ、UVカットなど複数の系統があります。ユニクロ自身も機能は商品によって異なると注意書きを付けています。シリーズ全体の説明より、手元の商品の表示を優先しましょう。

まとめ

ベンベルグは、旭化成がコットンリンターから作るキュプラ繊維のブランドです。なめらかさ、吸放湿性、接触冷感といった特徴を持ち、女性向けエアリズムの一部にも使われています。

ただし、エアリズムは一つの素材名ではなく、商品ごとに素材と機能を組み合わせたシリーズです。すべてにベンベルグが入っているわけではないため、「キュプラ」の品質表示を確認するのが一番確実です。

ユニクロの話題をさらに知りたい人は、綾瀬はるかさんがユニクロのアンバサダーを長く務める理由も読めます。ブランドとの関係を公式発表から時系列で整理しています。

くまくま

答えは「一部に使われている」。ベンベルグを探すときは、品質表示の「キュプラ」を見よう。

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