テレビ番組を作る上で欠かせないスタッフであるAD(アシスタントディレクター)という職業ですが、時代の流れに合わせ呼び方を変えようとする動きがあるようです。
今回はそんなADの新しい呼び方や、世間はこれに対してどのように思っているのかを調査しました。
テレビ局AD(アシスタントディレクター)呼称廃止に

テレビ局の新しい試みとしてAD(アシスタントディレクター)の呼び方を変えようとする動きが高まっています。
「おいっ、AD! これ、やっとけ!」
いかにも偉そうなテレビ局プロデューサーが若手のAD(アシスタントディレクター)を怒鳴りつける――かつてテレビ局を題材にした映画やドラマでよく見られたシーンだが、今後見ることはなさそう。なぜならテレビ各局は、ADというポジションの廃止に動いているからだ。
テレビ局のADと言えば、制作現場では一番下のポジションで雑用係の代名詞。家にも帰れず、局に寝泊まりするなど長時間にわたってきつく、時には危険なことをさせられる〝3K仕事〟の典型だった。
「昭和の時代、現場でADに〝人権〟なんてなかった。平成になってだいぶ変わりましたが」とベテランテレビマンは振り返る。
令和になる直前ぐらいからテレビ局にも働き方改革の波は押し寄せ、かつてのように異常な長時間労働はなくなった。それでもADのイメージは雑用係というイメージは根強いため、ついにはADという呼称をなくそうという動きが出ている。代表的なのは日本テレビだ。
Yahooニュースより
ディレクターのサポートという立ち位置のためアシスタントという呼称がついていましたが、これを廃止することによって職場内での格差を少なくしようとする考えのようです。
AD(アシスタントディレクター)の新しい呼び方はYD(ヤングディレクター)
こうして呼び方が変わるADアシスタントディレクターですが、新しい呼び方はなんなのでしょうか。
日本テレビによると新しい呼び方は「YD」で、ヤングディレクターと読むそうです。
若手ディレクターという意味で今回のような名前に変わったとの事で、かつてあったイメージを変えようとする狙いがあります。
他の局でもこの考えが広がっており、SD(サブディレクター)という呼び方もあるようです。
余談ですが、ヤングディレクターに呼び方が変わったところで業務内容に関しては今までと変わらないということです。
ADの呼び方についてSNSの反応
アシスタント業務しているならアシスタントでいい。下っ端を尊敬しない思考の問題。
代わる名称でヤングって、業務内容ではなく年齢の呼称になるし、アシスタントを若いと決めつけている偏見も足されて、より時代錯誤な感じになってる。
呼び方の問題じゃないのにね。
意識の問題。
問題のすり替えで、何の解決にもならない。
こういうのって部活の先輩後輩と同じで、自分は我慢して耐えてきたんだから、下の世代もそうすべきって、意識がある限りは変わらない。
役職名、呼び名が変わっても業務や扱いが変わらなければ意味がない
世間一般でよくあるただの「言葉狩り」と同じ
過去イメージさせるモノを直接見聞きはしなくなって、新しいモノに入れ替わって一見きれいになったように感じる「だけ」で終わるやつ。
なんの解決にもなってない。
世間からの意見も厳しいものが多く、呼び方を変えたところで業務内容が変わらなければ全く意味が無いという意見が大半を占めていました。
この変更によってプロデューサーやディレクターの意識にも影響があると良いですね。
AD(アシスタントディレクター)の新呼称まとめ
あなたはAD(アシスタントディレクター)とYD(ヤングディレクター)についてどんな感想を持ちましたか。
昭和な感覚が抜けないテレビ局ですが、今回の改革によってADの仕事内容などにも変化があることを望むばかりです。
今後のテレビとテレビ局の仕事環境にも注目です。
