大学入学共通テスト流出事件とは
2022年1月26日、大学入学共通テスト初日に実施された「世界史B」の問題が、試験時間中にも関わらずインターネットで外部に送信されたことがわかりました。
送信したとされる犯人は自称”高校2年生”で、東大生が多く登録している家庭教師紹介サイトで知り合った東大生に問題を送信し解答を返信させたことも分かっています。
東大生のうちの1人は、スカイプを通じて画像を受け取り、共通テストの内容とは気付かずに解答をしてしまいます。
試験後にようやく共通テストの問題だと気付いたため、文科省などに連絡を入れました。
この被害者は午後の国語の試験前にも、「現代文をよろしくお願いします」とメッセージを受け取りましたが、問題は送信されなかったそうです。
大学入学共通テスト流出事件の犯人「あまね」とは
共通テスト問題が流出した件について犯人が出頭したとの報道が流れました。
出頭したのは19歳の女子大生ということで、現在は大阪に住んでいるとのことです。
大学に通いながら受験を受けていたということで、仮面浪人をしていたということも分かっています。
この女子大生は共通テスト中に問題の写真をスマホで撮影し、解けそうな大学生に質問形式で相談していたとの事。
女子大生はSNS上で高校2年生の「あまね」に扮し、現在の家庭教師があまり良くないため新たな家庭教師を依頼したいと呼びかけます。
これに応募した東大生などに家庭教師採用テストとして共通テストの問題を送り回答させていました。
不審に思った家庭教師志望者が警察に連絡し捜査が始まります。
これに恐怖感を覚えた「あまね」は警察に出頭し事件に進展がみられました。
「あまね」は12月から家庭教師候補を募っており、綿密な計画の元実行されたと考えられ、被害者は数人〜十数人とみられています。
出頭場所は香川県警とのことですが、「あまね」は出頭する際に母と祖母に付き添われていたということで実家は香川県にあると思われます。
大学入学共通テスト流出事件に対するSNSの反応
共通テストだからギリツッコミどころあるけど
これが高2名乗られて私大の2次入試送られてきたとかならマジでわからん
ジョーカーするは流出するは今年の共通テストはやりたい放題かよ
共通テストの流出犯、19歳の大学1年ってことは仮面浪人だったのかね…
進学校出身で仮面浪人のプレッシャーでやっちまったか
SNS上でも批判の声が集まっており、同情の声などはほとんど見られません。
綿密に計画され、高校2年生としてたずねられては判別が付けられないといった意見もみられました。
大学入学共通テスト流出事件のまとめ
追い詰められあとがなくなったとはいえ、この様な事件に手を染めるのは許されることではありません。
多くの方が人生をかけて勉強し正々堂々と共通テストに向き合っています。
その努力に泥を塗る行為で多くの批判が上がっています。
今後この「あまね」さんはどのように罪を償うのでしょうか。
更なる事件の進展や展開にも注目です。